充電式カイロおすすめ4選|モバイルバッテリー機能つき・大容量・軽量タイプを比較【安全な使い方つき】
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「使い捨てカイロのごみを減らしたい」「スマホも充電できるものがいい」という方のために、メーカー名と型番がわかる充電式カイロを4つ調べ、容量・温度・連続使用時間・安全面を比べてまとめました。
買い忘れのないように、気になる商品は買い物かごに入れておきましょう!
楽天はお買い物マラソンやスーパーセール中の「5と0のつく日」がポイントアップでおトクです。
充電式カイロの選び方
充電式カイロは、USBケーブルなどで充電して繰り返し使える電気式のカイロです。選ぶときは、次の5つを先に決めると迷いにくくなります。
- モバイルバッテリー機能の有無:スマホなどを充電したいか、カイロとしてだけ使えればよいか
- 容量(mAh)と連続使用時間:外出先で何時間使いたいか
- 温度の段階:1段階か2段階か3段階か、各段階の温度は何℃か
- 重さとサイズ:ポケットに入れるか、バッグに入れるか
- 安全面:PSEマークの記載、保証期間、就寝時に使わないなどの注意
モバイルバッテリー機能つきか、カイロ専用か
充電式カイロには、大きく2つのタイプがあります。
| タイプ | 特徴 | 今回の商品 |
|---|---|---|
| モバイルバッテリー機能つき | 暖まるだけでなく、スマホやイヤホンを充電できる。電池容量が大きめで、本体もやや大きく重い | Philips DLP2136VP、Hagoogi OT-96H-01、ライフオンプロダクツ LCAEA002 |
| カイロ専用 | 暖めることだけに絞った小型タイプ。軽く、ポケットに入れやすい | ELAiCE EK-CR |
モバイルバッテリー機能があると、冬のあいだはカイロ、そのほかの季節は予備のバッテリーとして使えます。一方で、カイロとして使うとバッテリーの残量が減るため、スマホの充電を考える日は、カイロの使用時間を短くする必要があります。
容量(mAh)の読み方
mAh(ミリアンペアアワー)は、電池にためられる電気の量を表す単位です。数字が大きいほど長く使えますが、本体は大きく重くなります。
今回の4商品の容量は、販売ページで次のように案内されています。
| 商品 | 容量 |
|---|---|
| Philips DLP2136VP | 5200mAh |
| Hagoogi OT-96H-01 | 10000mAh(5000mAh×2個) |
| ライフオンプロダクツ LCAEA002 | 4000mAh(リチウムイオンポリマー電池 3.7V) |
| ELAiCE EK-CR | 2000mAh(リチウムポリマー蓄電池 3.7V) |
mAhはチャージできる電気の「量」の目安であり、電池の電圧(V)で変わります。電池の電気の量はmAh×V÷1000でWh(ワットアワー)に換算でき、次のようになります(計算例)。
- 2000mAh(3.7V)=約7.4Wh
- 4000mAh(3.7V)=約14.8Wh
- 5200mAh(3.7Vの電池として計算)=約19.2Wh
- 5000mAh(3.7Vの電池として計算)=約18.5Wh(Hagoogiは1個ぶん)
Whは、飛行機に持ち込めるかどうかの基準にも使われます。後半で説明します。
温度の段階をチェックする
充電式カイロは、使い捨てカイロと違って温度の設定が決まっています。4商品の温度は次のとおりです。
| 商品 | 温度の段階 |
|---|---|
| Philips DLP2136VP | 2段階(低温 42〜48℃/高温 52〜58℃) |
| Hagoogi OT-96H-01 | 3段階(弱 45℃/中 50℃/強 55℃) |
| ライフオンプロダクツ LCAEA002 | 2段階(55℃/45℃) |
| ELAiCE EK-CR | 1段階(表面温度 約42℃) |
温度が高いほどすぐに暖まりますが、低温やけどのリスクも高まります。NITEなどの資料では、44℃では3〜4時間、46℃では30分〜1時間、50℃では2〜3分で低温やけどになると言われています。Hagoogiの「中」「強」やPhilipsの「高温」、ライフオンプロダクツの55℃は、50℃以上の設定です。服の上から短時間使い、暖まったら低い温度に切り替える使い方が基本になります。
温度の測り方は商品ごとに違います。ELAiCE EK-CRは販売ページで「使用環境によって異なる場合があります」と注記しており、Philipsは温度に42〜48℃のような幅を示しています。数字は目安として見てください。
連続使用時間は温度で大きく変わる
連続使用時間は、温度設定が高いほど短くなります。販売ページに記載のあった商品は次のとおりです。
| 商品 | 連続使用時間 |
|---|---|
| Philips DLP2136VP | 低温時 4時間/高温時 3.5時間 |
| Hagoogi OT-96H-01 | 低温 約7〜14時間/中温 約5〜7時間/高温 約4〜6時間 |
| ライフオンプロダクツ LCAEA002 | 販売ページに記載なし |
| ELAiCE EK-CR | 発熱 約3〜4時間 |
ライフオンプロダクツ LCAEA002は、確認した販売ページに連続使用時間の記載がありませんでした。購入前に、販売ページの「商品説明」や取扱説明書、メーカーのページで確認してください。
重さとサイズ
ポケットに入れて持ち歩く場合、重さは大きな判断材料です。
| 商品 | 重さ | サイズ |
|---|---|---|
| Philips DLP2136VP | 177g | 84.7×76×34mm |
| Hagoogi OT-96H-01 | 119g(1個ぶん) | 販売ページで確認 |
| ライフオンプロダクツ LCAEA002 | 138g | 70×20×115mm |
| ELAiCE EK-CR | 約64g(本体のみ) | 60×60×22mm |
Hagoogiは、2個で1セットの分離式です。左右に分かれるため、両手に1個ずつ持つこともできます。サイズ欄に単位の誤りと思われる記載があったため、本文では数字を載せていません。
販売ページで見かける用語
商品説明には、次のような用語が出てきます。意味を知っておくと、仕様を読み比べやすくなります。
- 定格出力・定格入力(DC5V/2Aなど):電圧(V)と電流(A)の組み合わせで、掛け算するとワット数になります。5V×2Aは10Wで、ライフオンプロダクツ LCAEA002の販売ページにも消費電力10Wと記載されています
- 分離式:1台が左右など2つに分かれて使える構造です。Hagoogi OT-96H-01は、マグネット式のセパレート構造と案内されています
- Type-C・Micro USB:充電ケーブルの端子の種類です。ELAiCE EK-CRは色によって端子が違います
- 自動保護:一定時間ごとに動作を止めたり、温度を抑えたりする仕組みです。Philips DLP2136VPは30分運転するごとに自動保護状態に入ると記載されています
- リチウムイオンポリマー電池・リチウムポリマー蓄電池:スマホなどにも使われる充電式電池の種類で、いずれも発火や発煙のおそれがあるため、同じ注意が必要です
PSEマークと保証を確認する
PSEは、電気用品安全法にもとづく表示です。リチウムイオン電池の事故を防ぐ「3つのC」では、購入前にリコール情報を確認し、PSEマークの有無をチェックすることが案内されています(NITEの資料)。
4商品の販売ページで確認できたPSEの記載と保証は、次のとおりです。
| 商品 | PSEの記載 | 保証 |
|---|---|---|
| Philips DLP2136VP | 「認証済み」 | 12か月(購入日から1年間、通常使用による不良は無料交換) |
| Hagoogi OT-96H-01 | 「丸形PSEマーク」取得済み | 1年 |
| ライフオンプロダクツ LCAEA002 | 確認できず | メーカー保証1年 |
| ELAiCE EK-CR | 確認できず | メーカー保証6か月 |
「確認できず」は、確認した販売ページの本文に記載が見当たらなかったという意味で、PSEがないと断定するものではありません。気になる場合は、ショップやメーカーに問い合わせるか、商品に届いた表示を確認しましょう。
4商品の比較表
| 商品 | タイプ | 容量 | 温度 | 連続使用時間 | 重さ |
|---|---|---|---|---|---|
| Philips DLP2136VP | モバイルバッテリー機能つき | 5200mAh | 2段階 | 低温4時間/高温3.5時間 | 177g |
| Hagoogi OT-96H-01 | 分離式・モバイルバッテリー機能つき | 5000mAh×2個 | 3段階(45/50/55℃) | 低温7〜14時間 | 119g(1個) |
| ライフオンプロダクツ LCAEA002 | モバイルバッテリー機能つき | 4000mAh | 2段階(55/45℃) | 記載なし | 138g |
| ELAiCE EK-CR | カイロ専用 | 2000mAh | 1段階(約42℃) | 約3〜4時間 | 約64g |
※内容は各販売ページの記載にもとづきます。使用環境や温度設定によって変わるため、目安として見てください。
使う場面別の選び方の目安
販売ページの数字から、使う場面ごとに向いていそうな商品を整理しました。使い方によって変わるため、あくまで目安です。
| 使う場面 | 見るポイント | 候補になる商品 |
|---|---|---|
| 通勤・通学の往復(1〜2時間) | 軽さ、ポケットへの入りやすさ | ELAiCE EK-CR、ライフオンプロダクツ LCAEA002 |
| 半日の外出、スポーツ観戦 | 連続使用時間、温度の段階 | Philips DLP2136VP、Hagoogi OT-96H-01 |
| 屋外での作業、釣りやキャンプ | 低温での連続使用時間、容量 | Hagoogi OT-96H-01 |
| スマホの充電もしたい | モバイルバッテリー機能、出力 | Philips DLP2136VP、Hagoogi OT-96H-01、ライフオンプロダクツ LCAEA002 |
| 荷物を最小限にしたい | 重さ | ELAiCE EK-CR(約64g) |
充電にかかる時間と入出力
充電時間は、販売ページに記載があった商品とない商品があります。ELAiCE EK-CRは約3時間と記載されています。ライフオンプロダクツ LCAEA002とHagoogi OT-96H-01は、入力・出力がDC5V/2Aと記載されていますが、充電時間は確認した販売ページに書かれていませんでした。Philips DLP2136VPは、充電時間や入出力の記載が見当たりませんでした。出かける日の朝に慌てないよう、前の晩に充電を終えられるか、充電に使うケーブルと充電器が手元にあるかを確認しておくと安心です。
こんな方にはこの商品がおすすめ
Philips DLP2136VP:メーカーが明確な定番サイズがほしい方に
家電メーカーのPhilips(フィリップス)の充電式カイロで、楽天のショップ「あしがるくん」で販売されています。
- 容量5200mAh、温度は低温(42〜48℃)と高温(52〜58℃)の2段階
- 連続使用時間は、低温時4時間、高温時3.5時間
- 重さ177g、サイズ84.7×76×34mm
- PSE認証済み、12か月の保証
- 販売ページでは、30分運転するごとに自動保護状態に入る、と案内されています
向いている方
- 通勤や通学の途中、数時間のあいだ手を温めたい方
- スマホの充電もできる1台がほしい方
- 温度の段階を細かく選ぶより、「低温か高温か」の2択で使いたい方
向かない方
- 一日じゅう使いたい方(連続使用時間は4時間以内です)
- ポケットに入れて持ち歩く荷物をできるだけ軽くしたい方(今回の4商品では最も重い177gです)
販売ページでは、低温やけどを防ぐため、高温モードを長時間使わないよう注意されています。
Hagoogi OT-96H-01:長時間使いたい方、2人で分けたい方に
Hagoogi公式の楽天ショップで販売されている、10000mAh(5000mAh×2個)の分離式です。販売元の届出事業者名は株式会社成洋と記載されています。
- 2個で1セット、1個あたり5000mAh・119g
- 温度は3段階(弱45℃/中50℃/強55℃)
- 連続使用時間は、低温で約7〜14時間、中温で約5〜7時間、高温で約4〜6時間
- 丸形PSEマークを取得済み、保証は1年
- 定格出力・入力はともにDC5V/2A
- 左右に分かれるマグネット式の構造
向いている方
- 屋外の仕事や長時間の観戦など、使う時間が長い方
- 2個を2人で分けたい、または左右の手で1個ずつ使いたい方
- 温度を3段階から選びたい方
向かない方
- 充電しながらカイロとして使いたい方(販売ページに、併用できないと記載があります)
- 1個だけをコンパクトに持ち歩きたい方(1個でも119gあるため、軽さを優先するなら別の商品が合います)
2個セットのため、1個ずつ充電や保管の管理が必要です。
ライフオンプロダクツ LCAEA002:薄型で、2段階の温度から選びたい方に
ライフオンプロダクツ(Life on Products)の充電式カイロです。確認した販売ページは、楽天のショップ「セレクトショップ・AQUA」でした。ライフオンプロダクツは、キングジムの子会社で、同社のブランド「mottole(モットル)」でも充電式カイロを販売しています(BCNの記事より)。
- 容量4000mAh(リチウムイオンポリマー電池 3.7V)
- 温度は55℃と45℃の2段階
- 重さ138g、本体サイズ70×20×115mm
- 入力・出力ともにDC5V/2A、メーカー保証1年
- 連続使用時間とPSEの記載は、確認した販売ページでは見つかりませんでした
向いている方
- 厚み20mmほどの薄型で、コートのポケットに入れたい方
- 弱めの45℃と、すぐ暖まりたいときの55℃を使い分けたい方
- メーカー保証1年がほしい方
向かない方
- 連続使用時間を購入前にはっきり確認したい方(販売ページに記載がないため、ショップやメーカーへの確認が必要です)
55℃は低温やけどのおそれがある温度です。服の上から使い、暖まったら45℃に切り替えましょう。
ELAiCE EK-CR:軽さ重視で、手のひらサイズのカイロがほしい方に
ELAiCE(エレス)のカイロ専用タイプです。「セレクトショップ・AQUA」で販売されています。モバイルバッテリー機能はなく、暖めること(とLEDライト)に特化しています。
- 容量2000mAh、約42℃の1段階
- 連続使用時間は、カイロとして約3〜4時間、LEDライトのみで約14時間
- 重さ約64g(本体のみ)、サイズ60×60×22mm
- 充電時間は約3時間、充電して約300回繰り返し使えると案内されています
- メーカー保証6か月、デザインは複数(ストライプ、フラワー、ツリー、グラデーションなど)
向いている方
- 軽さを最優先したい方
- 1段階の約42℃で、設定を気にせず使いたい方
- スマホの充電は別のモバイルバッテリーで済ませる方
向かない方
- スマホの充電もしたい方(モバイルバッテリー機能はありません)
- 長時間使いたい方(連続使用時間は3〜4時間です)
注意事項として「就寝時は使用しないでください」「バッテリーは交換できません」と記載されています。端子の違いにも注意が必要です。マルチストライプの柄はMicro USB、そのほかの色はType-Cと案内されているため、手持ちのケーブルと合うか購入前に確認しましょう。
充電式カイロと使い捨てカイロの比較
充電式と使い捨てには、それぞれ得意な場面があります。一般的な特徴をまとめました。
| 比べるところ | 充電式カイロ | 使い捨てカイロ |
|---|---|---|
| 使い方 | 充電して繰り返し使う | 袋を開けて使い切る |
| 準備 | 事前に充電が必要 | 袋から出して振る・空気にふれさせる |
| 温度 | 設定した温度(商品により1〜3段階) | 製品ごとに異なる |
| ごみ | 本体が壊れるまで出ない(電池の処分は自治体やメーカーの案内に従う) | 使うたびに出る |
| スマホ充電 | 商品によって可能 | できない |
| 荷物 | 重さが60〜180g程度 | 1個あたりが軽い |
| 主な注意点 | 電池の発火・発煙、低温やけど | 低温やけど |
使い捨てカイロの温度と表示
東京都の「使い捨てカイロ品質表示実施要領」では、最高温度、平均温度、持続時間(40℃以上を保つ時間)や、低温やけどを防ぐための使用上の注意などを表示するよう定めています。東京都消費生活総合センターのテスト報告では、使い捨てカイロのJIS規格は最高温度を70℃以下とし、持続時間は表示された時間以上と定められている、とされています。
使い捨てカイロは、一度使い切ると終わりですが、充電の手間も、電池の発火の心配もありません。年に数回しか使わない方や、緊急用として備えておく用途では、使い捨てカイロが向いています。
充電式がおすすめの場面
- 毎日の通勤や散歩、屋外での作業で、使う回数が多い
- 冬のあいだ、何度もカイロを買い足している
- スマホやイヤホンの充電にも使いたい(モバイルバッテリー機能つき)
- 使い捨てカイロのごみを減らしたい
併用するのもひとつの方法
長時間の外出には、充電式を1つ、予備として使い捨てカイロを1つ持ち歩く、という使い分けもあります。ただし、使い捨てカイロも低温やけどのおそれがあるため、同じ部位に長く当てない、直接肌に貼らない、といった使用上の注意は共通です。
充電式カイロの安全な使い方
リチウムイオン電池の事故に注意する
充電式カイロには、リチウムイオン電池(またはリチウムポリマー電池)が入っています。消費者庁の資料では、2014年4月から2024年9月までに、暖をとる製品のリチウムイオン電池に関する事故情報が68件登録されたと紹介されています。そのうち32件は、電池が原因と考えられています。
事故が起きたときの状況は、使用中が約4割、充電中が約3割という内訳です。消費者庁の資料には、充電式カイロの事例として、充電後に不思議なにおいがしたもののそのまま服のポケットに入れて使っていたところ、発煙した、というケースも紹介されています。
NITEの資料では、リチウムイオン電池の事故は夏にも多く、モバイルバッテリーが最多とされています。次のような場面が危険と案内されています。
| 場面 | 気をつけること |
|---|---|
| 高温 | 車内や直射日光の当たる場所に置かない |
| 衝撃 | 落とさない、バッグの中で強く押されないようにする |
| 充電 | 目の届く安全な場所で行う。外出中や就寝中の充電は避ける |
日々の使い方のポイント
メーカーの取扱説明書に従うことが大前提です。そのうえで、消費者庁やNITEの案内から、次の点を意識しましょう。
- 充電は、製品の様子を確認できる時間に行い、充電が終わったらプラグを抜く
- 純正または付属のケーブル、指定された充電器を使う
- 落としたり、強い力をかけたりしない。ELAiCEの販売ページにも、落として破損した場合は保証の対象外と記載されています
- 膨張、焦げ臭いにおい、異常な熱感があったら、すぐに使用を中止する
- 可燃物の近くで充電しない
ELAiCEの別の商品(EK-OV24)の販売ページには、バッテリーが空の状態で長期間放置すると寿命を縮めるため、半年に1度、1時間ほど充電するよう案内されています。シーズンオフの保管は、各商品の取扱説明書に従ってください。
低温やけどに注意する
低温やけどは、体温より少し高い温度のものに、同じ場所が長く触れ続けて起こるやけどです。NITEの資料では、44℃で3〜4時間、46℃で30分〜1時間、50℃で2〜3分で低温やけどになると言われています。
NITEは、カイロについて次のように注意しています。
- 就寝時には使わない
- 同じ部位にあたる状態で長時間使わない
- 直接肌に当てない(使い捨てカイロの注意として)
今回の4商品のうち3商品は、50℃以上の設定を持っています。
- Philips DLP2136VP:高温モードは52〜58℃
- Hagoogi OT-96H-01:強は55℃、中は50℃
- ライフオンプロダクツ LCAEA002:55℃
- ELAiCE EK-CR:約42℃だけですが、就寝時の使用は不可と記載
42℃でも、長時間同じ場所にあたると低温やけどになるおそれがあります。ポケットの中でも、座った姿勢で体と椅子のあいだに挟むような使い方は避けましょう。
使う人に配慮が必要な場合
高齢の方や、子ども、皮膚の弱い方、感覚が鈍くなっている方は、熱さに気づきにくく、低温やけどになりやすいと言われています。家族が使うときは、温度設定と使う時間を一緒に確認しておくと安心です。
飛行機に持ち込むときのルール
モバイルバッテリー機能つきの充電式カイロを持って旅行する方は、国土交通省のルールを事前に確認しておきましょう。国土交通省は、2026年4月24日から、モバイルバッテリーの機内持込みについて新しいルールを適用しています。
2026年4月24日からのルール
国土交通省の報道発表では、次の内容が案内されています。
- 機内持込みのモバイルバッテリーは2個(160Wh以下に限る)まで
- 機内で、モバイルバッテリーへの充電をしない
- 機内で、モバイルバッテリーから他の電子機器への充電をしない
- 座席上の収納棚に入れず、座席ポケットなど手元に保管する
- 預入(受託)手荷物に入れることは禁止されており、必ず機内に持ち込む
国土交通省の案内によると、背景には、世界的に機内でのリチウム電池に関連する火災が増えていることがあります。
4商品はどう考えればよいか
4商品の容量をWhに換算した計算例は、次のとおりです。どれも160Whよりはるかに小さい数字です。
| 商品 | 換算の計算例 |
|---|---|
| Philips DLP2136VP | 約19.2Wh |
| Hagoogi OT-96H-01 | 1個あたり約18.5Wh(2個で約37Wh) |
| ライフオンプロダクツ LCAEA002 | 約14.8Wh |
| ELAiCE EK-CR | 約7.4Wh |
ただし、換算はあくまで計算例で、実際のワット時定格量は商品の表示や取扱説明書で確認してください。国土交通省の資料には、充電式カイロそのものについての記載は見当たりませんでした。モバイルバッテリー機能つきの商品が「モバイルバッテリー」として扱われるか、カイロ専用の商品がどう扱われるかは、搭乗する航空会社や空港に事前に確認しましょう。
また、Hagoogiのように2個で1セットの商品は、モバイルバッテリー2個ぶんとして数えられる可能性があります。機内で使う場合も含め、航空会社の案内に従ってください。ルールは見直されることがあるため、搭乗前に国土交通省と航空会社の最新情報を確認することをおすすめします。
電気代の計算例
充電式カイロの電気代は、とても小さな金額です。電気代は次の式で計算できます。
電気代(円)=電池の電気の量(Wh)÷1000×電気料金の単価(円/kWh)
電気料金の単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(2022年7月改定)で計算します。
| 商品 | 電池の電気の量(計算例) | 空から満充電までの電気代(計算例) |
|---|---|---|
| Philips DLP2136VP | 約19.2Wh | 約0.6円 |
| Hagoogi OT-96H-01 | 約37Wh(2個) | 約1.15円 |
| ライフオンプロダクツ LCAEA002 | 約14.8Wh | 約0.46円 |
| ELAiCE EK-CR | 約7.4Wh | 約0.23円 |
充電時の損失は含めておらず、実際は少し高くなります。電気代は気にするほどの金額ではないため、商品を選ぶときは、容量・温度・安全面を優先してよいでしょう。
買ってから困りやすいポイントと対策
販売ページの記載を見落とすと、届いてから使いにくさに気づくことがあります。購入前にできる対策をまとめました。
| 困りやすいポイント | 購入前にできる対策 |
|---|---|
| 想像より早く冷める | 連続使用時間は温度設定で変わります。Hagoogiは低温と高温で約7〜14時間と約4〜6時間、Philipsは低温4時間と高温3.5時間と、同じ商品でも差があります。使いたい時間から逆算して選びましょう |
| 充電しながら使えない | Hagoogi OT-96H-01は、バッテリーとして充電しながらカイロとして併用できないと記載されています。ほかの商品も、販売ページと取扱説明書で確認しましょう |
| ケーブルが合わない | ELAiCE EK-CRは、色によってMicro USBとType-Cに分かれています。手持ちのケーブルや充電器と合うか確認しましょう |
| 途中で勝手に止まる | Philipsは、30分運転するごとに自動保護状態に入ると販売ページに記載されています。保護機能で止まることがあるため、取扱説明書で再開の方法を確認しましょう |
| 落として壊した | ELAiCEの販売ページには、落として破損した場合は保証規定の対象外と記載されています。保証の条件は各商品で確認が必要です |
| 電池を交換できない | ELAiCE EK-CRは、バッテリーは交換できないと記載されています。長く使いたい場合は、保証期間と処分方法も確認しておきましょう |
持ち運ぶときのコツ
- ポケットに入れるときは、鍵や小銭など金属のものと一緒に入れない。NITEの資料でも、リチウムイオン電池は衝撃や圧力に注意するよう案内されています
- バッグに入れるときは、ほかの荷物で押されない場所に入れる
- 夏場の車内や直射日光の当たる場所には置きっぱなしにしない
- 使わないときは、うっかり電源が入らないよう、取扱説明書の方法で電源を切っておく
使う前に確認したい温度の目安
販売ページに書かれた温度は、本体の表面温度や設定温度の目安です。服の上から使うときは、体に伝わる温度はこれより低くなることがありますが、薄着の日や、体との間に挟んだ状態では高くなります。
- 最初は低い温度から使い、暖まったかどうかを見て調整する
- 55℃などの高い設定は、すぐに暖まりたいときに短時間だけ使う
- 手のひらで握るだけでなく、服の上から当てる使い方では、同じ場所に長くあたらないよう場所を変える
- 肌がかゆくなる、赤くなる、ひりひりするなどの変化があったら、すぐに使用をやめる
古くなった充電式カイロの処分
リチウムイオン電池は、普通のごみとして捨てると、収集や処理の途中で発火するおそれがあります。経済産業省と環境省の「3つのC」では、「正しく捨てる」ことが案内されており、電池を使い切ったあとは、メーカーの回収や自治体の指定する方法で処分するよう呼びかけられています。膨らんだ電池や、壊れた電池は特に危険なので、自己判断でごみに出さず、購入した店舗、メーカー、自治体の案内を確認してください。
購入前のチェックリスト
- 使う目的:スマホも充電したいか、カイロだけでよいか
- 使う時間:何時間連続で使いたいか(温度設定を高くすると短くなります)
- 温度の段階:1〜3段階のどれが合うか、各段階が何℃か
- 重さとサイズ:ポケットやバッグに入れて持ち歩けるか
- PSE:販売ページや商品にPSEマークの記載があるか
- 保証:6か月か1年か、落下による破損は対象外か
- 端子:手持ちのケーブル(Type-C、Micro USB)で充電できるか
- 同時使用:充電しながらカイロとして使えるか
- 飛行機:旅行に持っていく場合、航空会社のルールに合うか
- 使う人:高齢の方や子どもが使わないか、就寝時に使わないか
まとめ
充電式カイロは、使う場面に合わせて選ぶのがポイントです。
- メーカーが明確で、定番サイズの5200mAhがほしい方:Philips DLP2136VP(2段階温度・PSE認証済み)
- 長時間使いたい方、2人で分けたい方:Hagoogi OT-96H-01(10000mAhの分離式・低温で約7〜14時間)
- 薄型で、55℃と45℃の2段階から選びたい方:ライフオンプロダクツ LCAEA002(連続使用時間は購入前に確認)
- とにかく軽く、手のひらサイズがよい方:ELAiCE EK-CR(約64g・カイロ専用)
どの商品も、就寝時には使わず、充電は目の届く場所で行い、異常があればすぐ使用を中止することが大切です。飛行機に持っていく場合は、国土交通省のルールと航空会社の案内を事前に確認しましょう。
価格や在庫は変わることがあります。購入前に各販売ページで最新の情報を確認してください(この記事の情報は2026年10月4日時点のものです)。
よくある質問
Q. 充電式カイロと使い捨てカイロはどちらがおすすめですか?
A. 毎日のように使う方、ごみを減らしたい方、スマホも充電したい方は充電式が向いています。使うのが年に数回の方や、荷物を軽くしたい日、充電を忘れそうな方は使い捨てカイロのほうが手軽です。どちらも低温やけどのおそれがあるため、就寝時には使わないでください。
Q. 充電式カイロは飛行機に持ち込めますか?
A. モバイルバッテリー機能つきの商品は、モバイルバッテリーと同じ扱いになる可能性があります。国土交通省は、2026年4月24日から、機内持込みのモバイルバッテリーを2個(160Wh以下)までとし、機内でモバイルバッテリーへ充電することと、モバイルバッテリーから他の電子機器へ充電することを禁止しています。預入(受託)手荷物に入れることも禁止されています。商品ごとの扱いは、搭乗する航空会社に事前に確認してください。
Q. 充電式カイロは就寝中に使っても大丈夫ですか?
A. 避けてください。NITE(製品評価技術基盤機構)は、カイロについて就寝時には使わないこと、同じ部位にあたる状態で長時間使わないことを呼びかけています。今回の4商品のうち、ELAiCE EK-CRの販売ページにも「就寝時は使用しないでください」と記載されています。
Q. 充電しながらカイロとして使えますか?
A. 商品によります。Hagoogi OT-96H-01の販売ページには、バッテリーとして充電しながらカイロとして併用することはできないと記載されています。ほかの商品は、販売ページや取扱説明書で確認してください。
Q. 充電中に気をつけることは何ですか?
A. 消費者庁は、充電はなるべく製品の様子が確認できる時間と安全な場所で行い、充電が完了したらプラグを抜くよう案内しています。NITEは、外出中や就寝中の充電を避けることも呼びかけています。
Q. 充電式カイロの電気代はどれくらいですか?
A. 計算例として、4000mAh(3.7V)の電池は約14.8Whです。31円/kWhで計算すると、空の状態から満充電にかかる電気代は約0.46円で、充電時の損失は含めていません。10000mAh(5000mAh×2個)なら約37Whで、約1.15円です。
Q. PSEマークはなぜ確認したほうがよいのですか?
A. 経済産業省と環境省は、リチウムイオン電池の事故を防ぐ「3つのC」の一つとして、購入前にリコール情報を確認し、PSEマークの有無をチェックすることを案内しています(NITEの資料より)。今回の4商品のうち、販売ページでPSE認証・取得済みと確認できたのはPhilips DLP2136VPとHagoogi OT-96H-01です。
Q. バッテリーが膨らんだり、変なにおいがしたりしたらどうすればいいですか?
A. すぐに使用を中止し、販売店やメーカーに相談してください。NITEの資料では、膨張、焦げ臭いにおい、異常な熱感などが見られたら直ちに使用を中止するよう案内されています。消費者庁の資料には、充電後に不思議なにおいがしたものの、そのままポケットに入れて使い、発煙した事例も紹介されています。
買い忘れのないように、気になる商品は買い物かごに入れておきましょう!
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公開日 2026-10-06